プロセスマイニング〜大学で最も衝撃を受けた学問〜

プロセスマイニングという言葉を聞いたことがあるでしょうか?

 現在、大学生の自分は、データサイエンスプログラムというものを履修している。そこで、企業戦略論、様々なデジタルトランスフォーメーションの取り組み、IOT技術、BIツール、RPA化について、データサイエンティストについてなどなど、多くのことを学んだ。

その中で最も衝撃を受けた学問がある。それはプロセスマイニングという学問だ。皆さんはご存知であろうか。簡潔いえばプロセスマイニングは、イベントログを使って、ビジネスプロセスを可視化して、効率化を測る学問である。

 現在のデジタルトランスフォーメーションが進む世の中は、ビジネスプロセスが、複雑化・高度化している。よって、なかなか全てを把握できない中で、RPAやその他のシステムを使って業務を効率化しようとしている。しかし、それでは、その取り組みによって効果があったのか、全ての人たちにとって良い変化をもたらしているのかを検証することは難しい。また、想定と違っていた時にリアルタイムで軌道修正することも難しい。

 では、どうすればいいのか。全てのビジネスプロセスを常に全て可視化して考えればいいのである。そう、常に全てである。そうすれば、より的を得た議論が行え、意思決定が遅れることも少ないし、間違った意思決定をしたとしても、すぐに気付くことができる。

 これからは変化の激しい時代である。そんな時代に恐れることは、間違った意思決定をすることではなく、複雑化しすぎて意思決定をくだせないことである。複雑化した業務をプロセスマイニングで可視化する事で、全ての人が働きやすい環境にしていけると強く思う。