プロセスマイニングとは?

 前回より詳しく、プロセスマイニングについて説明する。そもそもなぜ、プロセスマイニングなのか?

 それはデジタルトランスフォーメーションとは何なのか、何をやるべきなのか、わかる人は少ない。色々な情報が絡み、色々な方法があり、混沌としているからだ。まずは業務を整理する事が大事である。それができるのがプロセスマイニングなのだ。

 これまでは、業務のあるべきフローを設計するための「プロセスサイエンス」と、大量のデータの中から意味のあるものを発見するための「データサイエンス」は、"別物"として存在していた。

 プロセスマイニングは、プロセスサイエンスとデータサイエンスの融合といえる。特定の業務プロセス一つとっても、必ずしもマニュアルに書いてある通りの処理で行われてることは少なく、数多くのパターンや例外処理が存在するのが通例だ。膨大な業務データから、例外処理のパターンを識別しその発生原因を特定することにより、今まで気づかなかった課題の抽出を発見し解決へと導くのがプロセスマイニングである。『celonis プロセスマイニング最善線』より

 では、プロセスマイニングと今までも多くの研究がなされてるBPMデータマイニング、リーンシックスシグマ、BPR、BI、CEP、GRCなどと何が違うのか、何がすごいのかを次回書きたいと思う。